「づ」と「ず」の使い分けできていますか?

個包装のおまんじゅう。
あれ?
『ひとつづつ、お取りください。』と
『ひとつずつ、お取りください。』
どちらが正しいんだっけ?
さて、どちらが正しい書き方なのでしょう?
答えは・・・ひとつずつです。
そもそもどうして「ひとつづつ」か「ひとつずつ」なのか
迷うことになったのでしょう?
私の職場では、
お休みの日に、どこかへ遊びに行くと、
「お土産を買って帰る」という
暗黙の習慣があります。
いつものように、休日に遊びに行ってきた方が
お土産を買ってきていました。
個包装されたクッキーです。
「ほんとは出勤しなきゃいけなかったかもしれない日に、
休みをもらって楽しませてもらってありがとう」の気持ちが
女の方が多い職場。
「づ」と「ず」の書き間違いで
陰で、悪口を言われるかもしれません。
しっかり調べて、メモを残したいと思いました。
文部科学省のサイトです↓
昭和61年7月1日に、
仮名遣いによる表記の仕方を表したものです。
次のような語は、「づ」を用いて書く。
(1) 同音の連呼によって生じた「づ」
つづみ(鼓) つづら つづく(続) つづめる(約△) つづる(綴*)
(2) 二語の連合によって生じ「づ」
みかづき(三日月) たけづつ(竹筒) たづな(手綱)
ともづな にいづま(新妻) けづめ ひづめ ひげづら
おこづかい(小遣) あいそづかし わしづかみ
こころづくし(心尽) てづくり(手作) こづつみ(小包)
ことづて はこづめ(箱詰) はたらきづめ みちづれ(道連)
かたづく こづく(小突) どくづく もとづく うらづける
ゆきづまる ねばりづよい
つねづね(常々) つくづく つれづれ
なお、次のような語については、
現代語の意識では一般に二語に分解しにくいもの等として、
それぞれ「じ」「ず」を用いて書くことを本則とし、
「せかいぢゅう」「いなづま」のように
「ぢ」「づ」を用いて書くこともできるものとする。
例 せかいじゅう(世界中)
いなずま(稲妻) かたず(固唾*) きずな(絆*)
さかずき(杯) ときわず ほおずき みみずく
うなずく おとずれる(訪) かしずく つまずく ぬかずく
ひざまずく あせみずく くんずほぐれつ
さしずめ でずっぱり なかんずく うでずく くろずくめ ひとりずつ
ゆうずう(融通)
〔注意〕 次のような語の中の「じ」「ず」は、
漢字の音読みでもともと濁っているものであって、
上記(1)、(2)のいずれにもあたらず、「じ」「ず」を用いて書く。
例 じめん(地面) ぬのじ(布地)
ずが(図画) りゃくず(略図)
現代仮名遣いに関する内閣告示及び内閣訓令について
日本語ってむずかしい~
例の中に、
現代語の意識では一般に2語に分解しにくいものとして
【ひとりずつ】と表記があります。
こちらの例に当てはめると
【ひとつずつ】の表記でよいでしょう
日頃、何気なく使っている仮名遣い。
難しいですね。
しっかり頭にいれて、職場でも
正しく使いましょう。
\お局さまに目を付けられなくなります/
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